宇宙の覇権 2013 7 7

 私が「立体星図 2013 6 30」で言いたかったことは、
宇宙において、「帝国主義」が広がる懸念があるということです。
 一方、「中国の夢」は、南シナ海や東シナ海を「中国の内海」として、
さらに、太平洋の半分も、「中国の海」としたいということでしょう。
これは、20世紀前半の欧米列強の考え方に近いでしょう。
 こうしてみると、中国の場合は、欧米と比較すると、
100年程度遅れていると言えるでしょう。
 ところで、「立体星図 2013 6 30」で、
「火星は、アメリカの縄張りになってしまった」と書きましたが、
これは、30年後には、誰の目にも明白にわかることになるでしょう。
結局、宇宙においては、「早い者勝ち」ですから。
 日本の場合は、細々と「小惑星の研究」でしょうか。
2005年、探査機「はやぶさ」が小惑星に着陸したことは記憶に新しい。

立体星図 2013 6 30

2013年6月30日の日本経済新聞Web刊には、このような記事がありました。

 欧州宇宙機関は、銀河系の立体地図を作るために、
天文観測衛星「ガイア」を完成させ、
打ち上げに向け、準備の最終段階に入った。
(引用、以上)
 私は、立体星図については、
2012年5月13日と2013年2月24日に、
「宇宙を正確に理解するのは、
『3次元立体星図』が必要となります」、
「今は、コンピューターが星図を描くようになりましたが、
それでも、立体星図が完成しなければ、
まだまだ発展途上と言えるでしょう」と書きました。
 「人類の英知」と言われた欧州には、
そういう分野で、大いに頑張ってほしいところです。
 今や、火星がアメリカの縄張りになってしまった以上、
欧州は、そういう方向で、頑張った方がよいでしょう。
 もしかすると、欧州は、
「我々には、名誉だけなのか」と言うかもしれませんが、
いまさら宇宙において「帝国主義」をやる気がないでしょう。
 実は、立体星図で、意外な利益が得られると思います。
これからの時代は、植民地よりも知的財産で食べていく時代です。
 長い目で見れば、宇宙に「領土」を獲得するよりも、
宇宙に「基準」や「標準」を作った方が、利益は大きなものとなります。
























































スマートフォンのトップページへ